令和5年度第4回海岸林育樹サポーター養成講座を行いました

台風の接近が予測されたため育樹会は9月16日に延期となりましたが、サポーター養成講座は9日に開催されました。仙台市公園緑地協会の昆虫と植物に詳しいレンジャーの方にそれぞれ来ていただき、普段、育樹活動をしている岡田砂原の海岸林にどのような動植物がいるのかを解説いただきました。

まずは、青葉の森緑地のレンジャーの方々による昆虫類の観察です。前日の雨の水たまりにも耳を澄ましてみます。

このような小さな小さなコオロギの鳴き声が聞こえました。

草むらで童心に帰って虫たちを探します。

捕まえた虫を持ち寄って、解説いただきました。 赤とんぼの仲間、アキアカネ。

バッタ、コオロギ、キリギリス、カマキリ、チョウ、ガ、トンボなどそれぞれ仲間が何種類もいることがわかりました。

次は、植物探しです。野草園の木村レンジャーは、ここに生息している植物をリストにしてきていただきました。一見、雑草のようですが40種類以上の草が生えています。

水が溜まりやすい湿地状の所には水を好む植物が生えていました。

雑草に隠れていますが、数年前に植樹したコナラの木にドングリができていました! 「順調に育ってくれて感慨深いです」という声がありました!

午後は、東北学院大学の平吹教授のガイドで津波被害の後そのままの自然が残る汀沈釜湿地を巡りました。